ゴルフ初心者のための120切り攻略ガイド

ゴルフを始めたばかりの方や、まだコースデビューして間もない方の中には「ボールがまっすぐ飛ばない」「スコアが思うように伸びない」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

特に最初はどのようにアプローチすればよいのか、何から手をつければいいのか分からず、焦りを感じてしまうこともあるかと思います。初心者のうちであれば皆が感じるごく自然な反応です。

この記事ではラウンド中の各フェーズごとに意識、マネジメントすべきことなど、スコア120切りを達成するために欠かせない基礎を分かりやすく解説していきます。

目次

スコア120はゴルフ初心者にとっての登竜門

初心者がゴルフを続けるかどうかの分かれ目として、スコア120が一つの大きなポイントではないでしょうか?

何度ラウンドを重ねても130や140といったスコアから抜け出せないままだと、「自分にはゴルフの才能がないのではないか」と思い始め、離れてしまう人も少なくありません。

実際、120というスコアは技術的にも経験的にも未熟な初心者にとって、何となく打っているだけでは簡単に出せる数字ではありません。例えば、18ホールすべてトリプルブギーで回ったとしても126です。
行き当たりばったりでラウンドしていると、気がつけば150を超えてしまうことすらあるのが初心者の現実です。

それだけに120前後のスコアを叩き出せるようになるというのは、ゴルフの基礎的なコースマネジメントやスイングの組み立て方が少しずつ理解できてきた証拠ともいえるでしょう。
そこさえ突破できれば、ゴルフの奥深さや面白さを体感しやすくなり上達のモチベーションも自然と高まります。

とはいえ、すんなりと120を切るのは簡単なことではありません。
練習方法やクラブ選び、ルールやマナーの把握、さらには体力面やメンタル面など、総合的に力をつけていく必要があります。

しかしゴルフの醍醐味というのは、こういった知識・技術を一つ一つ習得していくことにあるとも言えます。

まずは焦らずに、ゴルフを楽しむことを大前提としましょう。

初心者が120切りを達成するためのコースマネジメント

120切りの条件はダブルを6ホール、トリを12ホール!

具体的には、6ホールがダブルボギー(+12)、残り12ホールがトリプルボギー(+36)で合計48オーバーとなり、72 + 48 = 120に到達する計算です。

つまり、120を切れる人というのは安定してトリプルボギーを狙うことができ、上振れたときにダブルボギーを出せる人のことを言います。

ティーショットは飛距離よりも方向性

初心者の平均飛距離はドライバーで大体160ヤード前後です。

体格や運動経験によっては250ヤード以上飛ばす方もいますが、それは稀なケースです。

たとえば、JGA(日本ゴルフ協会)の調査データによれば、ハンディキャップ35以上のアマチュアのドライバー平均飛距離は160ヤード前後とも言われています。

ドライバーで150ヤード飛ばすと残りは210ヤード。
池やOBゾーンがプレッシャーになる状況では、ドライバーを使って大きく曲げるリスクを負うよりも、100ヤードを確実に打てるクラブを選んで残り260ヤードを2打で乗せるほうが、結果的にダブルボギーやボギーを取りやすくなります。

初心者は右プッシュアウトやチーピン(極端なフック)といった大きな曲がりが出やすく、さらに当たりが薄いと飛距離も落ちます。

フェアウェイキープ率を上げるためにも、飛距離が出なくても方向性に優れたクラブの選択が得策です。

飛距離不足でも次のショットに繋げられればOK

360ヤードのホールでティーショット後、残りが約260ヤードだと、200ヤード超えを狙えるクラブを持たない初心者が多いでしょう。
ここは欲張らずに100ヤードずつ2回に分けて刻むのがおすすめです。
4打目でグリーンまで60ヤード程度に抑えられれば、ダブルボギー内にまとめるチャンスが高まります。

また、「ダフリ」や「トップ」が出やすいのが初心者のアイアンショットの特徴です。

フェアウェイやラフであっても、無理に力を入れず、安定したスイング軌道をキープすることで余計なミスを減らすことができます。

フェースがボールにきちんとコンタクトすれば、飛距離不足でも次のショットに繋がりやすい位置に運べます。

ワンチャンを狙うよりも堅実にバンカーを避ける

60ヤードほど残した状況で、AWなどで直接ピンを狙いたい気持ちはよくわかります。

しかし、ガードバンカーがあったりグリーンが小さかったりすれば、当然ミスした場合のリスクが高まります。

2パット圏内に乗せるだけで、ダブルボギーは狙えます。
JGAの統計では、初心者はグリーン周りで1打以上余計に叩くケースが多いとされるため、大きなミスを避けるマネジメントが重要です。

バンカーを避けられるなら、ピン奥でも安全なエリアにオンするほうが安定します。
たとえば、グリーン奥のラフが浅い場合はオーバーしても大ダメージになりにくいので、リカバリーもしやすいでしょう。

一方、手前のバンカーに入ると一気に2~3打余分になるリスクがあります。
何よりグリーンを目の前にして大たたきしてしまうとメンタルにも悪影響で、その後のラウンドに響きます。

狙うことができるなら、ピンから外れたとしてもバンカーだけは避けましょう。

確実に2パットで収める

大きなグリーンで20ヤードのパットを残した場合、プロでも1パットは難易度が高いと言われています。

初心者であれば、まずは2パットで確実に収めることを目標にしましょう。
1パットを強く意識すると大オーバーの可能性が上がり、返しが下りの難しいパットになることも。
最初のパットは確実にショートまたは同じ高さへ持っていき、2パットで収める形を優先すると、大叩きを防げます。

結果的に3パットを回避できればダブルボギー内にまとめられるので、焦らず冷静に収めましょう。

ビデオ分析で、自分の実力を数値化する

ビデオ分析を活用する最大のメリットは、自分では「こう打っているはず」と思っていても、実際にはまったく別のフォームや体重移動になっていることを客観的に見つけられる点です。
たとえば、インパクトの瞬間に体が起き上がっていたり、フェース面が開いたままだったりしても、ビデオを通して数値化されたデータを確認すれば、その原因と改善策がより明確になります。

さらに、スイングスピードやボールの打ち出し角度、スピン量といったデータを可視化できるツールを使えば、練習前と練習後での変化を定量的に比較しやすくなります。

その数値を元に、「スイング軌道を修正したらスピン量が減り、飛距離が伸びた」「体幹を意識したらクラブヘッドスピードがアップした」など、上達の実感を得ることができます。

初心者が特に意識したいのは、ビデオ分析で得られた結果を「すぐに真似しよう」とするのではなく、自分の現状や身体のクセを正しく理解しながら少しずつ修正していくことです。
急激にフォームを変えようとすると、かえってスイングが不安定になりスコアが悪化するケースもあります。

自分の課題を数値と映像で確認したら、まずは一つずつ課題に取り組み、変化を追う流れが理想です。

まとめ

これらのことを一言でまとめるならば「飛距離よりもコントロールを磨き、常に冷静に判断をする」でしょうか。

ゴルフは自分の成長がすべて数値化され、上達を実感しやすいスポーツです。
楽しむ心を忘れず、かつ焦らずスコア120切りを目指してください。

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