
ゴルフのハンディキャップとは?初心者にもわかる仕組みと活用法

ゴルフを始めたばかりの方の中には、「ハンディキャップってそもそも何?」「スコアの計算やコンペでどう使うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
特に友人同士のカジュアルなプレーでは、ルールをきちんと理解していないと気後れしがちです。
この記事では、ゴルフ初心者でも分かるようにハンディキャップの意味や仕組み、コンペでの使い方をやさしく解説します。
難しい計算や専門用語は最小限にとどめ、まずは概要を理解できる内容にまとめていますので、気軽に読んでみてください。
ハンディキャップの意味と役割

ゴルフのハンディキャップ(通称「ハンデ」)とは、プレーヤーの実力を示す数値のことです。
腕前の異なるゴルファー同士でも公平に競い合えるように考案された仕組みで、スコア調整のためのポイントといえます。
一般的にハンデの上限は36で、数字が小さいほど上級者を意味し、上達に伴ってハンデも小さくなっていきます。
ハンディキャップは試合の順位決定に使われ、グロススコア(各ホール合計打数)からハンデを引いたネットスコアで勝敗を競います。
例えばグロス90打の人がハンデ20ならネットスコア70となり、ハンデ10で80打の上級者と同じ土俵で比較できます。
このように初心者でも上級者と同じように優勝を狙えるのがゴルフのハンディキャップ制度です。
★初心者向け豆知識:
ゴルフ以外のスポーツでハンディキャップ制度を使う例は多くありません。
ゴルフはハンデのおかげで年齢や性別、実力の差を超えて一緒に競技を楽しめるユニークなスポーツです。
初めて間もない人もルールを覚えつつ、この仕組みのおかげで上級者とラウンドしても勝負を盛り上げることができます。
ハンディキャップの種類:オフィシャルとプライベート

ゴルフのハンディキャップには大きく分けて「オフィシャルハンディキャップ」と「プライベートハンディキャップ」の2種類があります。
オフィシャルは日本ゴルフ協会(JGA)が定める公式ハンデ、プライベートは仲間内のコンペなどで独自に運用する非公式ハンデです。
それぞれ目的や算出方法が異なるので、初心者向けに違いを押さえておきましょう。
オフィシャルハンディキャップとは何か
オフィシャルハンディキャップとは、JGA(日本ゴルフ協会)の規定に基づいて算出される公式なハンデ指数のことです。
例えばハンデが一桁台(1~9)になると「シングルプレーヤー」と呼ばれ、平均スコア80台前半以内のかなりの上級者を指します。ハンデ0は「スクラッチ」といい、プロ並みの実力です。
オフィシャルハンデはJGA加盟クラブに所属しスコアを提出すれば取得可能で、近年はネット申請も普及。
公式ハンデがあれば競技参加や海外コース利用ができ、成長記録としても活用できます。
★ワンポイント:
よく「ハンデいくつ?」と聞かれることがあります。オフィシャルハンデを取得済みならその指数を答えればOKです。
持っていない場合は「最近の平均スコア − 72」を目安に伝えると良いでしょう(例えば平均100なら「28」です)。
これはあくまで会話のネタ用の目安で、正式なハンデとして計算に使うわけではありませんが、自分の実力を相手に伝える簡単な方法です。
プライベートハンディキャップとは何か
プライベートハンディキャップとは、友人同士のラウンドや会社のゴルフコンペなど非公式な場で使うハンデのことです(「略式ハンデ」とも呼ばれます)。
オフィシャルハンデを持っていない人でもコンペ当日にハンデを設定して全員が公平に競えるようにするための仕組みです。
その日限りで有効な即席のハンデであり、主催者や参加者同士の取り決めによって自由にルールを決められる柔軟さが特徴です。
通常、ラウンド終了後にスコアカードを集計し、決められた方式で各自のハンデを算出してネットスコアを出すという流れになります。
プライベートハンデでは「持ちハンデ」(各自が事前に申告・把握している固定ハンデ)を使うケースもありますが、多くの場合は当日のスコアから算出する方式が用いられます。
そのため初参加で実力が未知の人がいても公平にチャンスが巡ってきやすく、コンペ参加者全員が満足しやすいのが利点です。
プライベートハンデの計算方式(コンペでの使い方)

コンペで使われるプライベートハンディキャップの計算方法には代表的なものがいくつかあります。
初心者でも計算原理を知っておくと、プレー中に自分のハンデを意識して戦略を立てたり結果発表までのドキドキをより楽しめるでしょう。
ここでは特によく用いられる主要な方式を紹介します。
主なハンデ算出方式
プライベートハンデでは以下の方式がよく使われています。
どれもラウンド後に特定ホールのスコアを使って計算し、そのハンデを各自のグロススコアから引いてネットスコアを求めます。
- ペリア方式 – 古典的な方式。運の要素が強め
- 新ペリア方式(ダブルペリア方式) – 現在のコンペで主流
- 新新ペリア方式 – バランス重視の新方式
- キャロウェイ方式 – スコアカード上の特定項目で計算
- 変則キャロウェイ方式 – キャロウェイ方式+隠しホール要素
ペリア方式 – 運も味方にする方式
ペリア方式は昔からコンペで利用されてきた伝統的なハンデ算出法です。
まず18ホール中6つの「隠しホール」を事前に設定し、ラウンド終了後にそのスコアを使って計算します。
計算式: ハンデ =(隠しホール6ホールの合計打数 × 3 - 72)× 0.8
運の要素が大きく、隠しホールで大叩きするとその分手厚いハンデがもらえ、初心者でも優勝のチャンスが生まれる方式です。
初心者が多いコンペや実力差が大きい場合に「運も実力のうち」として楽しめる方式です。
新ペリア方式(ダブルペリア方式) – 現在の主流ルール
新ペリア方式(ダブルペリア)はペリア方式の欠点を補い、公平性を高めた方法です。
隠しホールを12ホールに増やし、より多くのホールで実力を反映できるようにしています。
計算式: ハンデ =(隠しホール12ホールの合計打数 × 1.5 - 72)× 0.8
多くのアマチュアコンペで採用されており、運だけに偏らず妥当なハンデを算出できるのが特徴です。
新新ペリア方式 – バランス重視
新新ペリア方式はペリア方式と新ペリア方式の中間的なバランス重視の方式です。
隠しホールは9ホールで、計算式は以下の通りです。
計算式: ハンデ =(隠しホール9ホールの合計打数 × 2 - 72)× 0.8
運の影響を適度に残しつつ公平さも保つ方式ですが、知名度はやや低めです。
その他の方式
キャロウェイ方式や変則キャロウェイ方式もあります。
所定の査定表や隠しホールを用いて計算する方法で、ゴルフ場が自動計算する場合も多いです。
初心者は概要だけ理解していれば十分です。
ハンディキャップの目安とスコアの関係
「自分のハンデってどれくらい?」と初心者は気になるものです。
公式・非公式を問わず、ハンデはスコアとの相関があります。以下は平均スコアごとの目安です。
平均スコア | ハンディキャップ目安 |
---|---|
72以下 | 0(スクラッチ) |
73〜77 | 1〜5 |
78〜81 | 6〜9 |
82〜87 | 10〜15 |
88〜92 | 16〜20 |
93〜97 | 21〜25 |
98〜102 | 26〜30 |
103〜107 | 31〜35 |
108以上 | 36(上限付近) |
初心者は最初はハンデ36付近からのスタートになります。
上級者はハンデ一桁を目指し、0になればスクラッチプレーヤーです。
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まとめ
ゴルフのハンディキャップは、初心者からベテランまで全てのプレーヤーが公平に競技を楽しむための仕組みです。
ハンデがあることで年齢や経験に関係なく一緒にラウンドを楽しめるのが魅力です。
公式ハンデを取得すれば客観的な成長の記録となり、競技の幅も広がります。
まずはハンデの仕組みを理解し、カジュアルなコンペで使い方を体験しながらゴルフの奥深さを感じてください。
いずれ余裕が出てきたらオフィシャルハンデにも挑戦し、自分の努力の成果を数字で実感しましょう。
ハンディキャップを味方につけて、ゴルフライフをもっと楽しく充実させてください!