雨の日はゴルフしちゃダメ?安全な楽しみ方を解説!
雨の日のゴルフは普段とは異なる魅力がある一方で、安全面への配慮が必要です。
準備を怠ると、思わぬトラブルに見舞われることもあります。
この記事では、雨の日にゴルフを楽しむために知っておきたいポイントをお伝えします。
天候に応じた判断や装備を整えることで、雨の中でも安心してプレーできるようしっかり対策を立てましょう。
雨の日はゴルフしてもOK?キャンセルする基準は?
雨が降るとコースのコンディションが悪化し、プレーが難しくなることはもちろん、体調管理や安全面でも注意が必要です。
しかし、雨だからといって必ずしもキャンセルする必要はありません。
ここでは、雨の日のゴルフを決行するか、キャンセルするかの基準について紹介します。
小雨ならば対策したうえでのプレーは可能
まず、プレーを決行するかどうかの大きな判断基準は天候の強度です。
小雨程度であれば、防水対策をしっかりと行い、適切な装備を整えれば問題なくプレーが可能です。
しかし、雷を伴う嵐や激しい豪雨が予想される場合はキャンセルを検討すべきです。
雷は特に危険で、ゴルフコースは広くて開けた場所が多いため、避雷針のない場所では非常にリスクが高まります。
また、コースのコンディションも重要な要素です。
雨量が多い場合、コースが水浸しになり、バンカーやグリーンが使いにくくなることがあります。
このような状況では、通常のプレーが困難になり、怪我のリスクも増加します。
コース管理者に状況を確認し、安全にプレーできるかどうかを確認することが大切です。
最終的には自分自身の体調やゴルフの経験に基づいて判断することが必要です。
雨の日のゴルフには集中力や忍耐力が求められるため、決して無理をせず、体調や気分が優れない場合はプレーを続けない方が賢明です。
安全と健康を最優先に考えたうえで楽しみましょう。
雨ゴルフのメリット
雨の日のゴルフには一見、コースコンディションの悪化などデメリットばかりが目立つように思われがちですが、実はメリットも存在します。
雨の中でのゴルフには、晴天の日とは異なる楽しさや利点があるのです。
晴れの日と比べて空いている
まず、雨の日はコースが空いていることが多く、混雑を避けてゆっくりとプレーできるという大きなメリットがあります。
通常、週末や祝日はコースが混み合い、スムーズなプレーが難しくなることがありますが、雨の日は予約が少なく、静かで落ち着いた環境の中でゴルフを楽しむことができます。自分のペースでプレーできるため、集中力を保ちやすくなります。
パットの成功率が上がる
雨が降るとグリーンがしっとりと湿り、ボールが転がりやすくなります。
グリーンの速さをコントロールすることができるため、結果的にパットの成功率が上がる可能性があります。
普段は速すぎて狙いづらいラインも、雨の影響で難易度が下がり、スコアメイクに有利になることがあります。
普段では味わえない雰囲気を楽しめる
雨の日のゴルフには独特の静けさがあります。雨音がリラックス効果をもたらし、自然の中で穏やかなひとときを過ごせるのも大きな魅力です。
雨の程度によってはむしろストレス解消や心身のリフレッシュにもつながるでしょう。
雨のゴルフに適した服装
雨の日にゴルフを楽しむためには濡れないことだけでなく、動きやすさや体温調節も考慮する必要があります。
ルールで定められているわけではありませんが塗れた服のまま屋内の施設を利用するのはマナー違反のため、雨の日にゴルフをするのであれば必ず着替えを複数用意しましょう。
ゴルフ用品メーカーが販売しているレインウェア
まず、最も重要なのは防水性のあるアウターです。
ゴルフ用のレインジャケットやレインパンツは動きを妨げないデザインで作られているため、スイング時にも違和感がありません。
防水性が高いものを選ぶことで雨を完全にシャットアウトし、体が冷えるのを防ぐことができます。
また、通気性のある素材を選ぶとムレを防ぎ快適さが保たれます。
速乾性のインナーウェアを選ぶ
吸汗速乾機能を持つインナーは汗を素早く吸収して乾かしてくれるため、体温が下がるのを防いでくれます。
寒さが予想される場合には、薄手のフリースやウール素材のレイヤーを追加することで保温性を高めることができます。
靴やグローブも雨用のものを準備する
足元の準備も忘れてはいけません。防水仕様のゴルフシューズを履くことで足元が濡れるのを防ぎ、長時間プレーしても快適に過ごせます。
足の冷えを防ぐために防水性の高いゴルフ用ソックスや防水スプレーを使用することをおすすめします。
防水グローブやキャップ、雨天用のゴルフ用カバーも用意しておくと良いでしょう。
雨が強まった場合に備え全身をしっかりと保護できる装備を整えておくことで、ある程度は快適にプレーを続けることができます。
雨の日のゴルフの楽しみ方
雨の日のゴルフでは通常のプレーと異なる環境下でスイングを行うため、いくつかの工夫が必要です。
ここでは雨天時に効果的な打ち方のコツを紹介します。
クラブが滑らないように握りつつ、手首の柔軟性を保つ
雨の日にゴルフをする際、最も気を付けたいのがグリップの保持です。湿気や雨でクラブのグリップが滑りやすくなるとスイングが不安定になり、ショットの精度が大きく低下してしまいます。
そこで通常よりも少し強めにグリップを握ることになるのですが、この「少し強め」の加減が非常に重要で、適切な力加減を意識することで、雨の日でも安定したショットを放つことができます。
握る力が強すぎると手首や腕の筋肉が過度に緊張し、スイング全体が硬くなりやすいです。
クラブヘッドのスピードが落ちるだけでなく、ボールの方向性も乱れる原因となります。
理想的なのは、クラブを滑らせない程度にしっかりと握りつつも、手首の柔軟性を保てる力加減です。
こればかりは自身で経験することでしか掴めない感覚ですので、雨の日にプレーする楽しみの一つと言えるでしょう。
さらに、雨天用グリップカバーや防水グローブの使用も非常に効果的です。
雨天用グリップカバーは、通常のグリップよりも滑りにくい素材で作られており、濡れた手でも安定した握りを維持することができます。
防水グローブはクラブとの摩擦をしっかりと保つことができるため、通常のグローブよりも高いパフォーマンスを発揮します。
足を広げ重心を落とし、グリップ力の高い靴で体のブレを減らす
雨の日はコースコンディションが大きく変わり、特に地面が滑りやすくなるため通常のスタンスよりも少し広めに足を開きましょう。スイング中にバランスを崩す可能性が低くなり、特にフィニッシュのポジションでしっかりと立っていられるようになります。
また、重心を低く保つことで地面との接触面が増え、足元の滑りを最小限に抑えることができます。
膝を軽く曲げ腰を少し落とすようにして重心を下げると、足元が不安定になりにくくスイング中の安定感が増します。
さらに、スイング時の体重移動を意識することも大切です。
通常のスイングではバックスイングからインパクトにかけて体重を前足に移動させるのが基本ですが、雨の日のように地面が滑りやすい状況ではこの体重移動が過度に行われると、足元が滑ってしまいスイングが崩れやすくなります。
雨の日には体重をあまり前に移動させず、スイング中も重心を中央に保つ意識を持つことで安定したショットが可能になります。
また、雨の日のプレーでは靴の選び方もスタンスの安定に大きな影響を与えます。
防水性能の高いゴルフシューズを選ぶことはもちろん、滑り止め効果の高いスパイクが付いたシューズを選ぶことで足元のグリップ力を強化し、地面との接地感を高めることができます。
1つ大きめのクラブを選ぶ
雨の日には湿気で空気が重くなり、ボールが空中を飛ぶ際の抵抗が増えるため通常よりも飛距離が落ちます。
また、ボールが濡れている場合その表面に水が付着することでスピンがかかりにくくなり、飛距離や方向性に影響を与えることもあります。
通常のショットよりも飛距離が出にくいことを想定して、1クラブ大きめのクラブを選ぶと良いでしょう。
たとえば、普段7番アイアンで打つ距離を雨の日には6番アイアンを使ってカバーするというように、クラブの番手を一つ上げることで、失われる飛距離を補うことができます。
特にパー3やパー4のアプローチショットで有効です。
さらに、雨が降るとフェアウェイやグリーンの状態も変わります。水分を多く含んだ地面ではボールの挙動も通常とは異なってきます。
フェアウェイでは地面が柔らかくなりボールが沈みやすくなるため、ショットの際にダフるリスクが高まります。
ダウンブローでしっかりとボールを捉え、クラブヘッドが先にボールに当たるようにスイングしましょう。
バンカーショットにも注意が必要です。
バンカーの砂が湿って固くなると通常の砂よりも重くなり、ボールがうまく出にくくなります。
この場合、バンカーショットでは少し手前からクラブを入れ、砂ごとボールを飛ばすようなイメージでスイングすることが効果的です。クラブのロフトを利用して、ボールを高く上げることを意識しましょう。
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